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さらばアメリカ

さらばアメリカ
  • さらばアメリカ
  • 小学館
  • 単行本
  • 売り上げランキング カテゴリ中 28659位
  • オススメ度:
  • Book (2009-02-07)
  • 価格:¥ 1,575(税込)
  • 在庫あり。

アマゾンカスタマーレビュー

本当だとしたら怖い

国際政治にまったく造詣の無い素人の目から見ても、アメリカの前政権(というか前大統領個人に対する印象かもしれませんが)の外交政策には、さすがに常軌を逸しているという印象がありましたが、本書では、外交政策を含む政治やジャーナリズムなどについてのアメリカの変貌ぶりが指摘されており、これらの内容が事実だとしたら非常に恐ろしいことだと単純に感じました。
また同時に、アメリカの強みである大学の競争力や、現政権への期待なども記されており、やはり良くも悪くもアメリカは紛れも無く「大国」であるということと、政治のリーダーの果たすべき役割は極めて重要であることを改めて痛感します。
そしてそれは、日本についても当然同様のことが言えます。今後の日本の進むべき方向性についての提言も記されていますが、日本は世界の中でどう生き続けていくべきか・・・。まさに政治のリーダーに問われている大きな課題だと思います。

思慮の浅い読者には理解できない内容

アメリカの現状。その最後が良く見通せる内容となっている。自分の頭で考える能力の欠如した思慮の浅い読者には現象をなぞっているだけとの的外れな難クセもつけられている始末だが心配は無用。昔から大前氏の論を耳に目にしてきたリテラシーのある読者なら問題なく理解できる

現在の国際状況の理解の一助になる本

久しぶりに大前本を読みました。
1980年代後半から90年代前半の大前氏全盛のときは、私もその弁舌力に惹かれ多くの本を読みましたが、結局口だけなのではないか、ということでしばらく遠ざかっていました。
アメリカがこんな問題を抱えているということを理解するより、現在の国際情勢をアメリカからみた場合どうなのかということを理解するうえで有用な本だと思います。

具体的には、ユダヤ人勢力がどのように影響をおよぼしてアメリカをイスラエル支援に向かわせているか、反イスラムに向かわせるキリスト教勢力とはどのようなものなのか、アメリカの軍事力を中国・ロシアがどのように評価してその結果どのような態度をとっているか、グルジア紛争はやっぱりそういうことだったのか、といったことです。

世界中に知り合いがいて、ネタの仕入れには困らないのでしょう。なるほどといったことも多く書いてありました。やはりこの人には、良くも悪くもコンサルタントが似合っているのだと思いました。

大前研一によるアメリカ再生戦略

本書を読むと、特に2001年以降のアメリカが、その傲慢さ故に政治、経済、社会、ジャーナリズム、外交など全てで行き詰まり、世界での指導力、存在感が低下しているのが分かる。大統領が一人変わったくらいで状況が変わるほど容易ではないと思う。それほどにブッシュ親子、クリントン時代に変貌を遂げてしまった。イラク戦争やサブプライムの後処理と混乱に喘ぐ間に、世界はロシア、EU、中国、インドが勢力を回復させ、急速に追い上げるだろう。特にEUはGDPはアメリカのそれを凌駕する。
大前さんは、アメリカの再生の条件を以下に上げ

1)世界に対して謝る
2)世界の一員になる
3)戦争との決別

これらが解決されるまでは、世界はアメリカを見放すだろうと述べている。私に言わせれば、イラク戦争以降、サブプライム問題に至るまで、アメリカの世界に対する政策は、全て失敗であった。それが故にアメリカに現在必要なことは、失敗案件をそれぞれ列挙し、個別に謝罪することが必要だと思う。また、金融危機の対応にしても、結局世界中を不安に陥れた。また自身の行いは棚に上げ、世界中の「テロリスト」を標的にし、戦争をしたがる。
そういう意味では今日のアメリカは尊敬ではなく、世界中から迷惑がられて嫌われる大国になってしまったという大前さんの指摘は全く持って正しい。本書の指摘通り、アメリカが世界に謝罪し、世界の一員となり、戦争体質から脱却することが、オバマの新生アメリカが取り組む課題だろう。

日本にいてはわからない国際情勢が学べる本

かなりアメリカ批判に偏った内容ですが、国際情勢の知識に乏しい
自分にはアメリカ vs 欧州/カナダ/豪州/中国等々、
普段日本のマスコミでは取り上げられることの無い各国間の関係を
知ることができ、興味深く読ませて頂きました。

また、オバマ大統領のようなニューリーダーが生まれた背景として、
9.11後にブッシュ前大統領によって実行されたイラクへの侵攻や
国連軽視の強圧的な外交姿勢などでアメリカが孤立していく中、
そのような国の状況に辟易した国民に待ち望まれていたからこそ
全く路線の違う大統領が選ばれたのだと感じました。

本の内容についてかなり異論を持たれている方もいるようなので、
これはあくまで大前氏の見解だという位置づけで米国を取り巻く国際情勢を
学ぶ入門書として読まれたら良いのではと思います。

本の内容の真偽については、これからもっと自分が勉強する必要があります。

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